真野倫太郎 "Somos lo maximo" のホムページ
みなさんこんにちは、真野倫太郎です。
スペイン語はたくさんの国で話されていることばでありまして、それだけに、発音にも訛りというものがたくさん存在します。
マノリンさんの場合、どのぐらい訛っているんでしょう?
私がはじめてマノリンさんの曲を取り上げましたのは、真野倫太郎と小児科医デラサルサが結成する2年ぐらいまえでしょか?
なんと、4人編成で打楽器なしでMe pase de copasを取り上げたのでした。とっても無謀な企画でして、結果は「無理しすぎ」っていう感じで散々だったことをおぼえています。
このころ私は、マノリンさんは単語の末尾にある「S」をきちんと発音しない人だな〜と思っていました。
たとえば、「Me pase de copas」と書いてあるのを無理やりカタカナで書くと、「メパセデコパス」なんですが、私には「メパセデコパ」に聞こえておりました。この発音だと、複数形も単数形もあるんだかないんだか?動詞の活用も活用してるんだかしてないんだか?ってゆうかんじです。
わたしも真似して、末尾の「S」を発音しない癖がつきまして、「オレってキューバ訛りだぜ」って、カッコイイとか勘違いしておりました。
マノリンさんはキューバ東部のグァンタナモ出身です。
グァンタナモは、海を渡るとすぐそこにハイチがありまして、昔はハイチ革命などの影響で、たくさんのハイチ人が流れ込んできたそうです。
ここで、ハイチはフランス語を喋る国なんです(クレオール語と言ったほうが正しいだろうか?)
フランス語は、末尾の子音を発音しません。Parisと書いてあっても、「パリス」とは言いません。「パリ」です。
さて、勘のいい人ならばもう気づいたんじゃないでしょうか?
グァンタナモ出身の人たちは、末尾の子音をきちんと発音しない人が多いんです。
わたしがキューバに行ったとき、グァンタナモ育ちのオバハンに会いに行く用事がありまして、んまあ、会ったんですが、ホントに会話が通じない。やっぱり、そのオバハンも末尾の子音を発音しない人だったんですが、末尾の子音を発音しないだけで、わたしにはもう、さっぱりわからんという事態に陥ったわけです。
ときは流れまして、私は唄を習い始めました。そこでまず私が叩き込まれたのは「標準語の発音」でした。
すっかり、グァンタナモ気取りになっていた私は、スペイン語の発音がメチャクチャになっていました(いまもメチャクチャだが)。正しい発音について習ってなるほどの連続だった私。でも、マノリンさんになりたい私としては、やっぱりマノリンさんは訛ってるわけだから、訛りの練習もしたいような・・・・と思ったりもしました。
とゆうことで、マノリンさんの音楽を聞き返してみることにしました。
あら、そしたら、マノリンさんは末尾の子音の発音が弱いけれども、きちんと言ってるんですね、私の先入観が強すぎたんでしょうか。
きっと、マノリンさんも、唄を唄うために、発音の矯正とかやってるんですね。訛っているといえば訛ってますが、東京ことばと茨城ことば程度の範囲なんじゃないかと。
わたしも、それからは、まず標準語をマスターしようと気をつけるようになりました。
とゆうことで、今回のまとめは:
「マノリンさんは、それほどギトギトのグァンタナモ訛りではない」
とゆうことです。